当店関連会社　決済代行委託中のPayPal社が株式上場

※以下は他サイト【ロイター】からの引用となります。

［２０日　ロイター］ - ２０日午前の米株式市場において、オンライン決済サービスの米ペイパル・ホールディングスの株価が一時４２．５５ドルと１１％上昇し、企業価値は約５２０億ドルに達した。

ペイパルは同日、電子商取引大手イーベイからスピンオフ（分離・独立）し、独立企業としてナスダックに再上場。ペイパル株の上昇に反し、イーベイの株価は一時４．７％下落。企業価値は約３２０億ドルとなり、ペイパルを下回った。その後は値を戻し、約１．９％高で推移した。

ＪＰモルガンのアナリストらは、ペイパルの１億６０００万を超えるアクティブ口座数、世界規模での事業展開やブランド認知度などを踏まえ、デジタル決済サービス業界において最も存在感のある企業と評価した。

ＢＭＯキャピタル・マーケッツのアナリストは、投資家が今後、ペイパルの価値をクレジットカード大手のビザやマスターカードとの比較で評価する見通しとした。ただ、ペイパルの利払い・税・償却前利益（ＥＢＩＴＤＡ）利益率が２７％と比較的低く、ビザやマスターカードのほぼ半分の水準であることも指摘した。

また、アナリストの間からは、急速に進化するモバイル決済業界でペイパルがさまざまな課題に直面するとの声も聞かれた。

ＪＰモルガンのアナリストは、ユーザーエンゲージメントは常に変化しており、従来型ｅコマースでの強みがモバイル業界で必ずしも生かせるとは限らないと指摘した。